深夜でもSNSを見てしまい眠れず寝不足に…睡眠障害になることも

「寝る前にちょっとSNSを見よう…」そう思ったあなた、気づいたらもう深夜で眠れない、なんて経験はありませんか?

スマートフォンやSNSが身近にある現代、深夜の時間帯でもついチェックしてしまうことが増えているのが現実です。

しかし、実はこの行動が、睡眠の質に大きな影響を与え、最終的には睡眠障害に繋がることがあるのです。

この記事では、深夜のSNS利用がなぜ睡眠に悪影響を与えるのか、そしてその対策について、心理カウンセラーの視点から詳しく解説します。

SNSが睡眠に与える影響とは?

SNSでの過度な刺激が睡眠の質を下げる

SNSを使うと、どうしても様々な情報が目に入ります。

特に、動画や写真、コメントなどは視覚や聴覚を使うため、脳を活性化させます。

これが夜遅くになればなるほど、睡眠に必要なリラックス状態を阻害してしまいます。

例えば、SNSで友達やフォロワーとやり取りをすることが、頭の中で興奮状態を引き起こし、寝る準備をする時間が足りなくなります。

これが結果的に寝不足や睡眠の質の低下を引き起こす原因となるのです。

SNS依存が眠りのサイクルを乱す

スマートフォンを寝る直前まで使用することで、脳は「寝る準備ができていない」と感じてしまいます。

特に、スクリーンから発せられるブルーライトが脳に強い刺激を与え、眠気を引き起こすホルモン「メラトニン」の分泌を抑えてしまいます。

これにより、眠りに入るタイミングが遅くなり、深い睡眠に入ることが難しくなります。

また、SNSをチェックすることで、他人と自分を比較したり、不安を感じたりすることも多いです。

このような心理的な負担も、リラックスできない原因となり、眠れなくなることが多くあります。

睡眠不足が精神的な不調を引き起こす

睡眠不足が続くと、精神的にも不安定になりがちです。

SNSを見ることで「いいね」やコメントが欲しくなり、反応が少ないと落ち込んだり、他人と自分を比較して自己肯定感が下がることがあります。

このような感情は、寝る前にストレスとして蓄積され、寝つきが悪くなる原因にもなるのです。

眠れない理由を理解しよう

SNS利用が引き起こす心理的ストレス

SNSは私たちの生活に大きな影響を与えますが、それと同時に、SNSを使うことが心理的なストレスになることも少なくありません。

他人の投稿を見て「自分はどうしてこうなんだろう?」と感じたり、理想的な生活を見て自分と比べてしまうことがあります。

また、SNSでのやり取りが過剰になると、自己表現や反応が不足していると感じることもあります。

このような心理的な負担が、睡眠に影響を与え、寝不足に繋がる原因となるのです。

過度な期待と「いいね」依存

SNSの最大の魅力の一つは、リアルタイムで自分の投稿に対する反応を受け取れることです。

しかし、その反応に過度に依存してしまうことがあります。

特に、自己肯定感が低い時に、SNSの反応に頼ってしまうことがあります。

「いいね」が少ないと感じると、自分に対する価値が低いと感じてしまい、夜遅くまで自分の投稿を確認したり、他の人の反応を気にしてしまいます。

これが長期的に続くと、睡眠に悪影響を与えるだけでなく、心の健康にも問題が生じることがあります。

睡眠障害を防ぐための対策

寝る前1時間はSNSを見ない時間を作る

まず一番簡単にできる対策は、寝る前の1時間、SNSを見ない時間を意識的に作ることです。

スマートフォンを遠ざけ、本を読んだりリラックスする時間を作ることで、眠る準備が整います。

寝る前の時間は、自分をリラックスさせるために使いましょう。

音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、瞑想をするのも良い方法です。

スマホのブルーライト対策をする

寝室でスマートフォンを使う際には、ブルーライトを軽減する機能を使いましょう。

また、ブルーライトを避けるために、夜は専用の眼鏡を着用するのも有効です。

夜間は、スクリーンを避け、暗い環境を整えることが大切です。

さらに、SNSの通知機能をオフにしておくことで、寝る時間に余計な刺激を受けずに済みます。

通知に反応してしまうことを防ぐためにも、この設定は非常に効果的です。

心のケアを心がける

SNSを使うことがストレスになっている場合は、自分の気持ちに正直になりましょう。

心が疲れている時にSNSを使っても、心の癒しにはなりません。

感情が落ち込んでいる時は、無理にSNSを使わず、信頼できる人に話をしたり、リラックスできる趣味に没頭することが大切です。

また、SNS上で自分の生活を「理想化」しすぎないように気を付けましょう。

リアルな自分を大切にし、他人との比較を避けることが、自分を守るために必要です。

まとめ

深夜のSNSチェックが睡眠に与える影響は大きいですが、その原因や対策を理解することで、より質の良い睡眠を手に入れることができます。

SNSによる過度な刺激や心理的なストレスから解放され、寝室で心地よく眠れるようになるためには、意識的にスマートフォンとの距離を取ることが大切です。

SNSは便利で楽しいものですが、睡眠を犠牲にすることなく、心身の健康を保つことが最優先です。

自分自身を大切にし、眠る時間を大切にして、心も体もリフレッシュしましょう。

あなたの健康を守るための一歩を踏み出してみてください。